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【カイロ=松尾博文】
パレスチナ自治政府のアラファト議長が近く実施するパレスチナ自治政府の内閣改造で、イスラム原理主義組織のハマスなど過激派勢力の入閣を求めていることが明らかになった。ハマスのスポークスマンは2日、今週末までに結論を出すと述べた。
イスラエルは和平交渉に応じる条件として自治政府改革の実現をあげている。アラファト議長は多数の自爆テロを実施してきたハマスなど、幅広い政治勢力を取り込むことで自治政府の基盤を強化したい意向とみられる。
しかし、ハマスはイスラエルとの和平路線を拒否している。別のイスラム原理主義組織であるイスラム聖戦やパレスチナ解放機構(PLO)内の反主流組織パレスチナ解放人民戦線(PFLP)など3組織は入閣の要請を拒否した。
一方イスラエル軍は2日も、パレスチナ自治区のナブルスや近郊の難民キャンプで過激派拠点の掃討を目的とした軍事作戦を続行。ナブルスではこれまでで最大級の爆弾製造工場を発見、爆破した。