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(回答先: 印カシミール州2か所で手りゅう弾テロ、33人死傷〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 01 日 21:19:57)
【イスラマバード春日孝之】
イスラマバードの国連筋は1日、インド・パキスタン間の緊張が高まっていることを受け、両国に滞在している国連職員の家族に国外退去命令を出したことを明らかにした。「ニューヨーク(国連本部)が決定した」という。数日中に数百人が退避する見通しだ。
一方、米政府は31日、インド滞在が不可欠な外交官を除く、すべての米国人にインドからの国外退去を勧告した。勧告はインドとパキスタン間の緊張が「深刻なレベルに高まった」と指摘。滞在を続ける場合、パキスタンとの国境地帯は避けるよう勧めている。インド滞在中の米国人は6万人前後で、公費で退去できる米大使館・領事館員の家族らは早期にインドを離れるとみられる。
また、英政府も同日、インド滞在中の英国民に避難勧告を出した。一部外交官と家族にも帰国を勧告した。パキスタンについては、すでに同様の措置をとっている。ストロー外相は声明で「戦争が不可避とは思わない。警戒措置として、政府関係職員の家族と一部職員に帰国の機会を与えた」と述べた。
パキスタンでは退避の動きがインド以上に進んでおり、今後も外国人の「脱出」が加速しそうな情勢だ。
一連の国外退去の動きは、欧米や国連が印パ間の対立状況を深刻に受け止めているためだ。欧米メディアは両国間で核戦争が起きた場合に想定される被害についても報じ始めている。
ロイター通信は31日、米国防総省当局者の証言を引用して「最悪の場合、死者は900万〜1200万人、負傷者は200万〜600万人」と伝えた。これは同省の秘密報告に基づくもので(1)両国の核兵器保有量についての推測が正確(2)両国がすべての核兵器を使用――などを前提としている。