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(回答先: G8、印パの緊張緩和に向けた特別イニシアティブの発動検討=加外相[オタワ30日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 31 日 12:09:06)
米国のウォルフォビッツ国防副長官は31日、国際会議出席のためシンガポールに向かう政府専用機中で朝日新聞記者らと会見した。緊迫するインド・パキスタン情勢が「破滅的な結果」を招きかねないとの懸念を表明し、同日午後に会談するインドのフェルナンデス国防相に緊張緩和を働きかける姿勢を示した。また、地下鉄サリン事件を例に挙げ、「アジアも凶悪なテロを経験した。米国だけの問題ではない」と、アジア諸国に米国主導の対テロ戦への一層の協力を呼びかけた。
副長官は会見で、カシミール地方の領有権を争う核保有国のインドとパキスタンが戦争に突入すれば、「待っているのは破滅的な結末だ」と指摘した。
米軍が主導する対テロ戦については、日本をはじめアジア諸国の協力に謝意を表した。だが、「米国がどれだけ真剣か、また、どうしてそこまで真剣かについて、(アジア側の)認識に違いがあるのかもしれない」とも指摘。自衛隊のイージス艦派遣に慎重な日本の世論などを念頭においた発言とみられる。
また、サリン事件は同時多発テロ以前に起きた史上最も凶悪なテロのひとつだとしたうえで「対テロ戦は米国ではなく、自分たちの国を助けているのだということを理解してほしい」と訴えた。
副長官は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の住民が中国東北部に流出していることにも触れ、「人道的な問題として注視している」と述べた。ただ、「大量の避難民を出した体制が必ず崩壊するとは限らない」と語り、一連の動きが金正日体制を揺るがす可能性は低いとの見方を示した。
一方、人権問題などを理由に途絶えているインドネシア軍との交流再開について、「米軍との対話がインドネシア軍の改革につながる」と強い意欲を示した。さらに「インドネシアは同時多発テロ後、イスラム社会と西洋を橋渡しする重要な役割を果たした」と高く評価した。(11:04)