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FBI、電子メール盗聴の不具合でビ氏調査に失敗 米紙
2002.05.30
Web posted at: 10:29 JST
- CNN
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)が2年前、電子メールの盗聴システムの不具合で同時多発テロの最重要容疑者オサマ・ビンラディン氏の調査に失敗していたことがわかった。29日付米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
このメール盗聴システムは、「カーニボア(肉食動物)」という名前で、一昨年に存在が明らかにされた。FBIはこれを使ってメールを盗聴し、テロ活動を監視しているが、国家安全保障局(NSA)幹部宛の一昨年4月のメモによると「FBIの技術担当者が電子メールをすべて破壊してしまった」といい、この中にはコロラド州デンバーにあるビンラディン氏専門の作業班が調査していたメールも含まれていた。
このメモについて、FBI幹部は「盗聴したメールはすべて復活作業が行われ、失われた情報はない。不具合はカーニボアのせいではなく、インターネット接続業者の設定が誤まっていたためだった」と反論している。
今回のメモは、ワシントンにあるプライバシー保護団体が、情報自由法に基づいて開示請求を行い、開示された。