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【マニラ井田純】米比合同軍事演習が行われているフィリピン南部バシラン島で27日、飛行中の米軍ヘリ2機が、イスラム過激派アブサヤフから攻撃を受け、1機が応戦した。米軍はアブサヤフ掃討を目的とする演習のため、2月から同島に展開しているが、直接の戦闘行為は初めて。
比国軍によると、27日午後9時45分ごろ、島東部上空約100メートルを飛行中の米軍戦闘ヘリ2機に向け、地上から10人規模のアブサヤフ部隊が発砲、1機が搭載の機関銃で応戦した。ヘリに損傷はなく、米軍に負傷者はなかった。直後、地上の比国軍部隊が追跡したが、アブサヤフは逃亡した。
米比両国が結んだ演習実施規則では、米軍は攻撃された際の自衛に限り、直接の戦闘参加を認められている。(毎日新聞)
[5月29日12時51分更新]