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【北京・坂東賢治】
中国外務省の孔泉報道局長は27日、パキスタンの相次ぐミサイル発射実験によるインドとの関係緊張について、両国に「自制を保つことが地域の平和と安定に利する」と冷静な対応を呼びかけた。ミサイル実験への直接の批判は避け、歴史的な友好関係にあるパキスタンへの配慮を示した。
中国の唐家セン外相は24日、インドのシン外相と電話で協議し、できるだけ早く南アジア情勢の緊張緩和を進めてほしいと要請。パキスタンとの対立は対話を通じて解決するように求めた。中国外務省は現段階でも「この立場に変化はない」としており、外交ルートを通じて両国に自制を求めていくものとみられる。