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中華航空機墜落、原因は依然不明 「ミサイル説」は否定
2002.05.27
Web posted at: 18:46 JST
- CNN/REUTERS
台北―― 台北発香港息の中華航空611便ボーイング747−200型機(乗員・乗客255人)が25日午後、台湾島西部沖の澎湖島付近に墜落した事故は、発生から2日を過ぎても原因解明の手がかりがつかめていない。飛行記録などが入ったブラックボックスが沈んでいる場所はほぼ特定され、台湾当局ではまもなく回収できるとの見通しを示している。台湾のテレビは「中国のミサイルが原因」との説を伝えたが、台湾の軍報道官は「あり得ない」として強く否定した。
これまでに行われたレーダー画像の分析から、機体が空中で4つに分解したことはほぼ確実となった。だがパイロットが救難信号を出した形跡はなく、爆発の跡もみられないことから、事故原因をめぐるなぞは深まっている。台湾の航空安全当局は、原因が特定されるまでの間、事故機と同型のボーイング機をすべて飛行停止とすると述べた。ミサイル説については、軍報道官がロイター通信に「中国側は否定している」「われわれ自身の判断でも、絶対にあり得ないと断言できる」と語った。
現場海域では3メートルを超える荒波の中、行方不明者の捜索が続いている。これまでに、機体の残骸(ざんがい)と共に約80人の遺体が収容された。