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【エルサレム26日=当間敏雄】
イスラエル軍は25日夜から26日朝にかけ、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘム、トゥルカレム、カルキリヤの3都市に相次いで侵攻した。イスラエル軍は西岸での大規模作戦を今月10日に完了した後も、特定の過激派メンバー拘束を目的に短期的侵攻を連日のように繰り返してきたが、主要3都市での並行作戦は初めて。
過激派の自爆テロ続発を受けたもので、パレスチナ情勢は再び緊迫する兆しを見せている。ベツレヘムからは26日朝いったん撤退した。
イスラエル放送は26日、シャロン首相が、パレスチナ都市での作戦の長期化や自治政府が治安権を持つ「完全自治区」での軍事行動の活発化など、西岸に対する新たな作戦の採用を決定したと報道。ダリア・ラビン・ペロソフ副国防相は「テロ再燃で、その中枢をたたく作戦が決定された」と同放送に語った。
副国防相は今回の作戦強化を、前回の大規模侵攻作戦「守りの壁」に続く同様規模の「守りの壁2」ではないとしたものの、情報に基づいて必要な限り作戦を実施すると言明した。
イスラエルでは先週、4件の自爆テロが発生した。このうち西部で22日夜起きた自爆テロの犯人はベツレヘム地域出身と24日未明に判明していた。
(5月26日20:37)