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【ロンドン=加藤秀央】
インド北部ジャム・カシミール州を巡り緊迫するインド、パキスタン両国に対し、欧州諸国が仲介姿勢を強めている。双方に自制が働かず「核戦争」に発展するという最悪の事態を懸念し、特にパキスタン側への働きかけを強めて情勢悪化を防ごうと懸命だ。
英政府は28日にローマで開く北大西洋条約機構(NATO)・ロシア首脳会議で印パ情勢を取り上げ、両国に自制を求めるメッセージを打ち出す考えを表明。ブレア英首相は米欧ロの首脳と連絡を取り合い、事前の調整を進めている。
欧州連合(EU)はパッテン欧州委員会委員(対外担当)を印パ両国に派遣。同委員は24日、現地で英BBCに「両国関係はここの気温と同じぐらい熱い。インド政府の我慢にも限度がある」と発言。パキスタンに対し、テロ支援というインドの批判を否定するだけでなく、具体的な行動を起こすよう求めた。