現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
05/23 16:43 テロ情報源はズベイダ副官 信ぴょう性に疑問もと米 外信78
【ニューヨーク23日共同】二十三日付の米紙ニューヨーク・タ
イムズは、ニューヨークの「自由の女神」像や金融機関、ショッピ
ングセンターなどがテロ攻撃にさらされる可能性があるとした一連
の米連邦捜査局(FBI)などによる警告の情報源が、ウサマ・ビ
ンラディン氏の側近で三月にパキスタンで拘束されたアブ・ズベイ
ダ副官の供述に基づくものだったと報じた。
パレスチナ人で三十代前半のズベイダ副官は、アフガニスタン国
内でアルカイダのテロリスト入隊部門のトップを務め、世界中に散
らばるメンバーの情報に精通しているとみられる一方で、米捜査当
局の一部では重要情報に関する供述で信ぴょう性に欠けているとの
見方も浮上しているという。
ズベイダ副官は昨年九月の米中枢同時テロ発生以降に拘束された
アルカイダのメンバーとしては最高位のため、米当局は当初、貴重
な情報を得られると期待。現在も米国外でFBIや米中央情報局(
CIA)による尋問が続けられており、FBIなどはこの結果を基
にテロ対策を立案してきた。
ところが「アルカイダによる核爆発装置の開発が近い」「米国内
の銀行やショッピングセンターが攻撃対象」といった最重要問題に
ついての供述内容は確認できず、真実でない可能性が強いことが判
明。
拘束されたアルカイダメンバーはほかにもパニック発生や捜査か
く乱を目的に偽情報を供述するケースがあり、同紙はズベイダ副官
も米側にどれだけ協力的か分からないとした捜査当局幹部の見方を
紹介している。
(了) 020523 1643
[2002-05-23-16:43]