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【モスクワ=石川陽平】
ロシア企業が相次いで原油の対米輸出計画を打ち出した。内陸の油田地帯と不凍港を結ぶパイプラインを建設し、大型タンカーで米国に輸出する構想だ。世界最大のエネルギー消費国である米国と世界第2位の原油輸出国ロシアの連携が実現すれば原油の国際価格形成に影響を与えそうだ。
米ロ両国の大統領は24日、モスクワで開く首脳会談でエネルギー分野での協力強化をうたった共同声明を発表する見通しだ。エネルギー協力では、原油取引が将来の軸になると期待されている。
ロシア最大の石油会社ルクオイルは原油の対米輸出用として、既存の輸出用パイプラインから枝分かれして、バレンツ海のムルマンスクに至る約1500キロのパイプライン敷設計画を明らかにした。フェドゥン副社長によると、最大で年間5000万トンの原油輸出が可能になるという。