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05/20 20:20 カスピ海問題で合意できず イランとアゼルバイジャ 外信67
【テヘラン20日共同】イランを訪問中のアゼルバイジャンのア
リエフ大統領は二十日、ハタミ・イラン大統領との間で、両国の友
好・協力の原則を定めた条約や経済、文化関連などの計十件の文書
に調印した。
しかし、石油など膨大な天然資源を埋蔵するカスピ海の分割問題
では合意に達せず、アリエフ大統領によると、両国の専門家が六月
十一日にバクーで再度協議することになった。
昨年七月には、アゼルバイジャンが「領海」と主張するカスピ海
沖で活動中の資源探査船に対し、イラン軍艦艇が退去を命じる事件
が発生したが、十八日からのアリエフ大統領のイラン訪問で、両国
は一応の関係改善を果たしたといえる。
沿岸五カ国によるカスピ海の領有問題をめぐって、均等分割を主
張するイランと、海岸線の長さに応じた領海割り当てを求めるアゼ
ルバイジャンやロシアなどが対立している。
(了) 020520 2020
[2002-05-20-20:20]