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05/20 19:04 ポルトガル語共同体に加盟 独立後初の国際会議 外信56
【ディリ20日共同】新政府が発足した東ティモールでは二十日
午後、独立後初めての国際会議となるポルトガル語諸国共同体の特
別首脳会議が開かれ、東ティモールを八番目の加盟国に迎えること
で合意した。加盟は来年の定期首脳会議で正式承認される。
新国家の公用語として東ティモールは、テトゥン語とともに「住
民の5%しか話せない」とされるポルトガル語を採用。旧植民地支
配国ポルトガルとの関係重視を印象付けているが、最初の国際会議
はそれを象徴する形となった。
議長国のシサノ・モザンビーク大統領は「独立をお祝いする。加
盟国と文化的なつながりを強めることが、国の発展に結び付くだろ
う」と閉幕時にあいさつ。東ティモールのグスマン大統領と握手を
交わした。
ポルトガル語の公用語化に対しては「現実を無視している」との
批判が、インドネシア統治下でインドネシア語教育を受けた若い世
代には根強くあり、独立後の東ティモールにとって公用語問題は、
国内論争の的として尾を引きそうだ。
この日、グスマン大統領や新政府の閣僚は、独立式典に出席した
各国の代表と会談を重ね、日本、米国、中国、オーストラリア、イ
ンドネシア、マレーシアなどと外交関係を樹立した。
首都ディリでは独立を記念するモニュメントが除幕されたほか、
コンサートなどの祝賀行事が続いた。
(了) 020520 1904
[2002-05-20-19:04]