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今日(5・18)午前MHK衛星1で放送された「ABCワールドニュース」と「BBCニュース」は、9・11空爆テロの事前情報について次のように報じた。
[ABCワールドニュース]
● ABCが「フィネックスメモ」の一部を入手
FBI捜査官が書いたといわれる「フィネックスメモ」を読んだ政府高官は、「8月にブッシュ大統領に伝わった情報の50倍も重要なもの」と語っている。
ABCニュースは、その一部を入手した。
2001年7月10日付メモ:「このメモの目的は、FBIとニューヨークに対して、オサマ・ビンラディン氏が部下をアメリカの航空学校に生徒を送り込んでいる可能性について伝えることである」
メモには、少なくとも8名の個人について名前と経歴が記されている。全員が中東出身で、フィネックス地区の航空学校に入学した。FBI以外の情報機関とも協議すべきだと、ビンラディン氏との関連を追及するよう求めている。
このメモは、FBIの中間管理職レベルでとどまってしまい、国家安全保障会議やホワイトハウスに伝わることはなかった。
CIAも、ほんの2週間ほど前まで「フィネックスメモ」の存在を知らなかったが、記載されている人物のうち2人がアルカイダと関係があると語っている。
● 航空機の突入攻撃は予測されていた
ブッシュ政権は、9・11のあと、「航空機をミサイルとして使うことは想像を絶する」と語っていたが、情報機関向けにまとめられた99年の報告書には、「爆発物を積んだ航空機が、国防総省・CIA本部・ホワイトハウスなどに突っ込む可能性がある」と書かれていた。
[BBCニュース]
● 事前情報の経過
2001年6月22日:FAA(米連邦航空局)がハイジャック警告を航空会社に伝達
2001年7月:FBIが「中東出身者多数が飛行学校で訓練を受けているとの情報を発信
2001年8月6日:情報機関がブッシュ大統領にアルカイダによるハイジャックの危険性を報告
● 9・11遺族の怒り
9・11の遺族のなかからは、「ブッシュ大統領は居眠り運転をしていた」と強い非難が起きている。
● BBCのコメント
米国内では、情報があったことがどうして8ヶ月間も伏せられていたのか?という疑問が提起されている。
9・11以前にも、アルカイダに対する作戦実施を行うために必要な情報があったというのに、なぜ放置されたのか。
ブッシュ大統領に対する国民の指示は揺らいでいない。
ブッシュ政権は来月の議会調査委員会をどう乗り切れるかが課題である。
まとめは、「ブッシュ大統領は正直さと誠意で国民との関係を築いてきたが、今回の問題でそれがどうなるのかという不安をもたらしている」