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【北京・坂東賢治】中国の銭其シン副首相は16日、訪中している日中国交正常化30周年報道界代表団(団長=小池唯夫・前毎日新聞社会長・現パ・リーグ会長)と会見し、瀋陽総領事館内連行事件について「総領事館の人と武装警察官は仲がよかったようだ。強引に入ったわけではない」と述べ、日常的に交流があったとの認識を示した。
銭副首相は早期解決については「不透明だ」と述べる一方、「中日間ではもっと大きな問題を解決してきた。ハイレベルで協議する問題ではない」と語り、楽観的な見通しを示した。事件後、江沢民国家主席や朱鎔基首相ら中国指導部は沈黙を保っており、銭副首相は事件に関して発言した最高レベルの幹部になる。
銭副首相は「(北)朝鮮からいろいろな原因で多くも、少なくもない人たちがやって来るが、中国が強制的に送還したことはない。(北)朝鮮も仕事や食事を与えなければならないので、送還を歓迎していない」と強制送還を否定し、越境した北朝鮮住民は「自由に生活している」と強調した。
さらに「(朝鮮に)戻った人がまた、出てくることもある。一般庶民で軍事機密も国家機密も持っておらず、大きな処罰を受けているわけではない」と指摘した。大使館や総領事館に駆け込んでいる住民が増えていることには「一部の人の扇動を受けている」との認識を示した。
[毎日新聞5月17日]
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この際、日本側としては中国側の対応如何にかかわらず、警官に連行された人たちの意志を尊重して、5人が強制送還されなければ、今回の事件は不問にふすということにするべきです。
そうすれば中国側・日本側それぞれの立場の意見も、亡命希望者の行き先も納まるべき所に収まるのでは。