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(回答先: <コブラ>東南アジア最大規模の合同軍事演習始まる 日本も参加(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 5 月 15 日 11:56:44)
【バンコク小松健一】米、タイ、シンガポールが参加する東南アジア最大規模の合同軍事演習「コブラゴールド」が14日、タイ東部を中心に15日間の日程で始まった。テロとの戦いの国際的協調を反映して、中国、ベトナム、ロシア、日本など過去最大の18カ国がオブザーバー参加した。
米軍は同演習をアジア太平洋地域の多国間協力体制構築の足がかりと位置付けており、米同時多発テロを契機に、地域の安全保障の枠組みは変容しつつある。
コブラゴールドは82年、インドシナの共産主義の防波堤としてタイの軍事力強化を目的に始まった。しかし東ティモール騒乱を機に、00年から国連平和維持活動(PKO)の地域協力が中心の演習となっている。米軍が沖縄駐留の海兵隊を中心に1万3200人、タイ軍7700人、シンガポール軍70人が部隊参加する。
アジア太平洋地域の安全保障は米国との2国間関係が中心だったが、米太平洋軍は昨年、「セキュリティー・コミュニティー」の概念を打ち出した。これは、PKOのほか麻薬、海賊など地域にまたがる問題に多国間で共同対処できるよう、米軍が支援するという構想だ。昨年は麻薬鎮圧訓練を取り入れ、今年は生物・化学兵器によるテロ攻撃を想定して、防護や避難訓練、テログループの捕捉などの訓練を導入する。
オブザーバー参加を積極的に呼びかけることで、各国の軍との信頼醸成を図り、米軍の地域プレゼンスに対する懸念を払しょくする狙いもある。米軍高官は「テロが国際社会の最大の懸念となっており、テロ対策に地域が責任を分かち合う体制を築きたい」と語った。(毎日新聞)
[5月14日21時21分更新]