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(回答先: Re: 「十字軍」をアフガニスタンに釘付けにしたいからでは 投稿者 あっしら 日時 2002 年 5 月 13 日 15:17:19)
あっしらさんこんにちは。まあ、イスマイルカーン派は、自軍の閲兵式にラムズフェルドを呼ぶ位だから、米国に取り入りたいのでしょうが。オマル氏が言うように、米軍を中心にした多国籍軍はあと、10年も20年もアフガンに滞在できる筈もなく、撤兵してから後のメドは五里霧中でしょう。イランもその辺までにらんで各派工作をしているのでしょう。中東・アフガン情勢全般をにらむと、イラクよりは、むしろ、イランとパキスタン、この対抗勢力としてのインドの方が中期的な情勢のカギを握っている、と思われます。サダム・フセインは「中東の盟主になりたい」という野望はあるでしょうが、イスラミストをどう見ているのか、パレスチナ問題にどう対応しようとしているのか、など今ひとつ、明確ではありません。米・イラク戦争にならない形で、フセイン政権だけが倒れるのであれば、そう悪い話ではないし、中東問題に本質的な影響をもたらすものではないでしょう。ただし、クルド人を除いて、ほとんどの反フセイン勢力を既に一掃してしまっているフセイン政権を、軍事力を行使せずに倒すことは不可能でしょう。米軍のイラク侵攻という事態になれば、これは、フセイン問題とは全く別の「イスラム対米国」という対立になるのは不可避です。このジレンマを解く妙手はちょっと思いつきません。