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(回答先: 5/8事件に対する緊急抗議行動のお知らせ 投稿者 香港尼 日時 2002 年 5 月 11 日 20:50:21)
ここに公開する資料は、今から7年前の1994年4月15日の、朝鮮総連(在日本朝鮮人総聯合会)による「北朝鮮民主化支援・全国集会」(主催: RENK)への暴力的襲撃事件(通称「4・15RENK襲撃事件」)にかんする朝鮮総連側の内部資料である。
この文書をRENKに提供してくれたのは、朝鮮総連中堅幹部。今年3月末に郵送で李英和代表宛てに送られてきた。いわゆる内部告発である。
匿名氏の但し書きによれば、これは、1994年4月15日に大阪・森ノ宮で発生した、朝鮮総連の3府県本部(大阪本部・京都府本部・兵庫県本部)の構成員約150名による「RENK襲撃事件」の事前謀議と事後総括の全容を納めた極秘文書である。また、告発の趣旨は、去る二月の韓徳銖(朝鮮総連議長)死去に際して、朝鮮総連の現状を憂い、北朝鮮一辺倒のあり方を何らかの形で変革することにあるという。その一環として、在日朝鮮人に対する朝鮮総連の抑圧的側面を満天下に示した「4・15事件」の背景を、改めて明らかにする必要を感じたとのこと。
原文はフロッピーディスクから打ち出したもの。それは当時、朝鮮総連大阪府本部の家宅捜索で大阪府警により押収された100枚以上のフロッピーディスクの中の一枚である(その後これら押収物は朝鮮総連に返却されたそうだ)。ディスクの中には、朝鮮総連内の秘密組織である『学習組』の構成員リストと連絡網が収められたものもあったという。今回ここに公開するのは「<レンク北朝鮮民主化支援 全国集会>を叩き潰すための報告書」と題されたフロッピー文書。原文は朝鮮語で、作成日時は1994年4月22日、作成者は「総連大阪監査委員会」である。
同事件では、RENKによる刑事告訴を受けて、「威力業務妨害」により強制捜査がなされたにもかかわらず、朝鮮総連の下級幹部1名が略式起訴と罰金刑を受けたのみで、主要幹部は起訴猶予とされた。RENKは検察審議委員会に不服申し立てをおこなったが、これも却下された経緯がある。同事件の計画性を明確に立証するこの押収証拠物があるにもかかわらず、このような結末になったのは、日本政府・捜査当局の政治的思惑が働いたせいであろうと推測される。
朝鮮総連は現在、金正日独裁政権の指示のもとで、盛んに「南北和解ムード」を日本国内で演出している。しかし、昨今の朝鮮総連のソフト化は本物かどうか極めて疑わしい。朝鮮総連組織の暴力的体質と策謀的本質は、今回我々が公開するこの文章に端的に示されている。朝鮮総連が「変わった」というのなら、7年前のこの「RENK襲撃」の蛮行を公式に謝罪すべきであろう。
また、言うまでもなく、本資料に示された、朝鮮総連の組織性と計画性、そして動員力は、北朝鮮民衆を抑圧する金正日体制を支えるために使われるものでもなければ、金正日体制に対する在日朝鮮人の批判を封じ込めるために使われるものでもない。本来ならば、在日朝鮮人の権利を擁護し、朝鮮半島の平和と民主主義、南北民衆の繁栄と人権擁護に寄与すべきものである。本資料掲載に当たり、朝鮮総連の人々に、あらためて猛省を促したい。
http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/415read.htm