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自爆テロで6人死亡 イスラエル軍、ガザへ空爆
2002.06.20
Web posted at: 10:20 JST
- CNN
エルサレム(CNN) 当地北東近郊の「フレンチ・ヒル」と呼ばれる地域のバス停で19日夕、爆発があり、6人が死亡、少なくとも37人が負傷した。警察は自爆テロと見ている。関係者によると、パレスチナ自治政府アラファト議長率いるファタハ派の武装部門「アルアクサー殉教者軍団」が犯行声明を出した。一方、イスラエル軍は、ガザ自治区への空爆を行った。
爆発は夕方のラッシュ時に起きた。爆発物を持ったテロ犯は、別の人物が運転する車でバス停に接近、走ってバス停に向かった。警察官が接近しようとしたところ、爆発物を起爆したという。警察は、テロ犯を乗せた車を運転していた人物の行方を追っている。
イスラエル政府の広報担当者は「これは新たな大虐殺であり、ただバスを待っていた罪のない人々に対する攻撃だ」と非難した。
テロ発生後、イスラエル軍の武装ヘリコプターがガザ自治区への攻撃を始めた。テロに対する報復とみられる。攻撃を受けたのはガザ、ジャバリヤなどの都市や難民キャンプで、少なくとも13人が負傷した。
エルサレム周辺では、公共交通機関がテロの標的になることが少なくない。18日朝にもバスで自爆テロがあり、乗客19人が死亡、50人以上が負傷している。
一方、ブッシュ米大統領は、パレスチナ暫定国家樹立などを柱とする中東和平新提案を20日にも発表する予定だったが、発表を延期した。
またホワイトハウスのフライシャー報道官は19日、「イスラエルの自衛権を尊重する」と話し、18日の自爆テロ後にイスラエルが打ち出した「自治区の再占領宣言」を支持する姿勢を示した。