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【北京19日=杉山祐之】
19日付の中国人民解放軍機関紙「解放軍報」などによると、曹剛川・解放軍総装備部長は今月中旬、イタリア、フランスを訪問し、両国軍の装備担当幹部らと会談した。曹部長には、外国兵器購入担当の李安東・同副部長が同行しており、曹部長歴訪の主要目的の一つは、「北大西洋条約機構(NATO)加盟の欧州諸国からの先進兵器調達の促進」(消息筋)と見られている。
曹部長はフランスで、軍事関連企業も視察した。中国軍装備分野の責任者として、仏製兵器に強い関心を示したものと言える。
消息筋によると、中国は現在、NATOの一員ながら兵器輸出に関しては独自路線をとる仏伊両国の先進兵器、特に、ハイテク局地戦で決定的な重要性を持つ対空ミサイルなどの購入を積極的に検討しているという。フランスからは軍用ヘリコプターを導入した実績もある。
中国軍が、NATO諸国に関心を示す背景には、軍近代化の柱である外国兵器調達において、ロシアへの依存度が大きすぎることへの危機感があるとされる。
(6月19日22:14)