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(回答先: シャロン首相が自爆テロ非難、テロとの戦い誓う[エルサレム18日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 18 日 17:24:00)
【エルサレム18日=当間敏雄】
エルサレム南部で18日朝(日本時間同日午後)、路線バスの中で自爆テロがあり、バスが大破、通学途中の高校生ら少なくとも19人が死亡、約50人が負傷した。犯人も即死、イスラム原理主義組織ハマスが犯行声明を出した。ブッシュ米大統領が新たな中東和平の指針を発表する直前のテロ再発で和平再生への大きな打撃となるのは確実だ。
バスは市南部のユダヤ人地区ギロから市中心部に向かう途中で現場は通勤・通学時間帯で混雑、周辺の車両も被害を受けた。
イスラエルのシャロン首相は犠牲者の遺体が並ぶ現場を視察、「恐ろしい光景はいかなる言葉よりも強烈だ。パレスチナのテロと戦わねばならない」と強調、さらに「彼らはどんな国家を作ろうとしているのか」と述べ、現時点でのパレスチナ国家樹立を拒否する姿勢を鮮明にした。首相がテロ現場を直後に視察したのは首相就任以来初めて。
ブッシュ大統領は「パレスチナ暫定国家」の樹立などを盛り込んだ中東和平の新指針を一両日中にも発表すると見られているが、10代の子供たちが犠牲となった新たなテロにイスラエルは態度を硬化させており、情勢は再び緊迫化している。首相は現場視察後、国防相や治安当局者と対応を協議した。新たな報復攻撃に出る可能性が高い。
今回のテロはイスラエルがテロ阻止を目的にヨルダン川西岸とイスラエル領を分離するフェンスを16日に本格着工、パレスチナ側が「新たなアパルトヘイト(人種隔離政策)」と反発する中で発生した。
パレスチナ自治政府のエレカト地方行政相は事件後、民間人を狙った攻撃を非難する自治政府の立場を改めて表明したが「すべての治安をコントロールしているイスラエルに(事件発生の)責任がある」と語った。
警察当局は17日から過激派が自爆を目的にエルサレム市内に侵入したとの情報を得て全市域に警官を配備、ヘリを飛ばして厳戒態勢を敷いていた。
(6月18日21:25)