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06/18 15:52 「新大統領」派が拠点掌握 マダガスカル、混迷打開 外信52
【ヨハネスブルク18日共同】昨年十二月に行われた大統領選挙
の集計結果をめぐる争いから新旧二人の大統領が対立してきたマダ
ガスカルで、「新大統領」ラベロマナナ氏の勢力が重要拠点の港を
相次いで掌握、「旧大統領」ラチラカ氏派を取り込んだ新内閣発足
を目指している。ラチラカ氏はフランスを訪問中で、亡命説も流れ
る中、半年にわたる混迷打開の道筋が見えてくるのかどうかが注目
される。
マダガスカルなどからの報道によると、ラチラカ氏は妻子を伴い
十四日、パリに到着。「逃げたわけではない」と述べたが、訪問の
目的は不明だ。ラベロマナナ派の新聞は「亡命が目的との見方が強
い」と書き立てた。この日、ラベロマナナ派は北西部マハジャンガ
などラチラカ派が支配してきた三つの港をあっさりと掌握した。
ラベロマナナ氏の地盤、首都アンタナナリボはラチラカ派部隊に
よる道路封鎖で物資補給が断たれていたが、同氏は十四日、「(補
給の)障害物はすべて取り除かれた」と宣言。ラチラカ派による兵
糧攻めを切り崩しつつある。その勢いに乗って十六日には、自派で
固めていた内閣を解散。ラチラカ派取り込み目的の組閣を命じた。
一部で両派の戦闘が続いているものの、あるじが不在のラチラカ
派からは弱気な発言も伝えられる。ロイター通信によると、ラチラ
カ氏が「新首都」とした東部トアマシナの市長は十五日、「マダガ
スカル人との戦いは拒否する」と述べ、ラベロマナナ派との戦闘を
回避する考えを示した。ラチラカ氏本人の出方が今後の焦点となり
そうだ。
(了) 020618 1552
[2002-06-18-15:52]