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(回答先: 殺害命令:打倒フセインに「すべての方法を行使」 米大統領[毎日新聞6月16日] ( 2002-06-16-13:52 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 16 日 13:50:57)
06/16 15:17 イラク大統領「殺害」も 米大統領がCIAに命令 外信34
【ワシントン16日共同】十六日付のワシントン・ポスト紙(電
子版)は、ブッシュ米大統領が米中央情報局(CIA)に対し、イ
ラクのサダム・フセイン政権を打倒するため、フセイン大統領の殺
害も含む「すべての道具(方策)を使うよう命じた」と報じた。
「殺害」は、CIAと米軍特殊部隊が出動する秘密工作の過程で
「自己防衛にあたる場合」という条件付きだが、歴代の大統領が禁
じてきた外国指導者の暗殺を事実上、容認する命令だけに、イラク
の猛反発をはじめ、アラブ穏健諸国や欧州同盟国、国内からも批判
を呼びそうだ。
新たな命令はこれまでの対イラク工作の範囲を拡大する内容で、
フセイン政権打倒を「米国の優先的政策」と公言してはばからない
ブッシュ大統領の強いイラク敵対姿勢をあらためて示している。
記事は同紙の編集局次長で、ちょうど三十年前のウォーターゲー
ト事件の調査報道で当時のニクソン大統領を辞任に追い込んだ敏腕
記者、ボブ・ウッドワード氏の特ダネで「複数の消息筋」の話を基
にしているが「CIA報道官はコメントを控えている」という。
それによると、ブッシュ大統領は今年初めに新たな命令に署名。
その中で(1)イラク内外の反政府勢力に資金、武器、訓練、情報
を供与(2)フセイン政権、軍、治安部隊の内部における反政府感
情の情報収集を強化(3)CIAと特殊部隊の出動と、(その際)
自己防衛であれば、フセイン大統領の殺害―などを命じているとい
う。
一連の秘密工作は標的の識別、情報収集強化や新政権指導者との
パイプ作りなど、米軍の本格的な軍事行動に向けた「準備」工作と
されているという。
(了) 020616 1517
[2002-06-16-15:17]
06/16 16:11 イラクへの揺さぶり本格化 外交圧力での効果狙う 外信37
【ワシントン16日共同】十六日付の米紙ワシントン・ポストが
報じた米中央情報局(CIA)に対するブッシュ大統領の秘密工作
命令は、イラクに大量破壊兵器開発疑惑をめぐる国連査察受け入れ
を迫る外交圧力を効果的にするため、ブッシュ大統領がイラクのフ
セイン政権を本格的に揺さぶり始めたことの表れだ。
フセイン政権の不安を高め、浮足立たせるのが狙いであることは
間違いなく、今後、イラクの北部と南部に設けた「飛行禁止空域」
での空爆の激化やイラク反政府勢力の活動活発化などが予想される
。
フセイン大統領はCIA工作員らに居場所を特定されることを嫌
って住居や軍の施設を夜間に転々とする生活を強いられ「影武者」
もいるとされる。行動が制限されれば、他の政権幹部や軍部に対す
るにらみも弱まり、周辺や社会の動静に疑心暗鬼となることが想像
できる。
アフガニスタンをはじめ、世界各地で広範な秘密工作を継続し、
戦線が延びきっているCIAにとって、ブッシュ大統領の命令を実
行するのは簡単ではない。「フセイン大統領の殺害も容認」との衝
撃的な「ニュース」を著名記者の特ダネの形で流したのは、当面、
イラク大統領を心理的に追い詰める情報戦の面が大きいといえよう
。
(了) 020616 1611
[2002-06-16-16:11]