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(回答先: 来る総選挙で躍進が予測されていたオランダ“極右”政党党首暗殺 [BBC/ZDF/ABCニュース] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 5 月 07 日 15:45:52)
【パリ7日=鶴原徹也】オランダの極右政党党首ピム・フォルトゥイン氏(53)暗殺から一夜明けた7日、「オランダ近代史上初の政治暗殺事件」(ドゥ・フォルクスクラント紙)の衝撃が同国だけではなく、欧州を揺らしている。オランダのコック首相は6日、緊急閣議を招集、今月15日投票の総選挙の延期を検討したが、翌7日、予定通りの実施を発表した。
オランダからの報道によると、警察当局は6日、逮捕した容疑者について、「オランダ国籍の33歳の白人」と発表した。あえて「人種」を公表したのは、フォルトゥイン氏がモロッコやトルコなどイスラム系移民排斥を強く主張し、移民社会との摩擦があったからだ。「イスラム系移民による犯行」と誤解して、移民に対し過激な行為をとる者が出ないようにという意図がうかがえる。地元メディアは容疑者について、「極左活動家」と伝えた。犯行の動機、背後関係はまだ分かっていない。
欧州で政治指導者が暗殺されたのは、1986年のスウェーデンのパルメ首相暗殺事件以来。スウェーデンのペーション首相は「オランダは欧州で唯一、首相が護衛なしに町なかを歩き回れた国だった。今日、政治暴力は同国まで浸食した」と嘆き、ベルギーのフェルホフスタット首相は「21世紀に欧州連合(EU)加盟国で政治家暗殺が起きることは不可能だと考えていた。衝撃だ」と語った。
(5月7日22:59)