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自爆テロで破壊されたビリヤード場=AP(写真略)
イスラエル中部のレション・レツィオンのビリヤード場で7日午後11時ごろ(日本時間8日午前5時ごろ)、自爆テロと見られる爆発があり、自爆者1人を含む16人が死亡し、50人以上が負傷した。パレスチナのイスラム過激派ハマスが犯行声明を出した。イスラエル国内での自爆テロは4月12日以来。イスラエルはシャロン首相の米国からの帰国を待って、新たな軍事報復に出る可能性が強い。
テロは、ワシントンでのシャロン首相とブッシュ米大統領の会談が始まる直前を狙ったもので、3月末から始まったイスラエル軍によるヨルダン川西岸での大規模な軍事侵攻への報復と見られる。
イスラエル首相府は「自治政府がテロを放棄してないのは明らかだ」と非難した。自治政府指導部は8日未明に、テロを非難する声明を出し、「シャロン首相と米大統領との会談と同時に起きたことは、パレスチナはテロリストであり、和平は不可能だという同首相の主張を裏付けるようなものだ」と批判した。
イスラエル・テレビによると、現場は3階建てビルの最上階にあるビリヤード場で、強力な爆発で窓枠などが吹き飛ばされた。入り口に警備員がおらず、犯人はスーツケースを持って入り、自爆したという。事件当時、店は若者たちでにぎわっていた。
カタールのアルジャジーラ・テレビによると、ハマスの軍事部門「イッザディン・カッサーム軍団」を名乗って犯行を認める電話があり、「ジェニン難民キャンプでの攻撃への報復として、イスラエル人全員に聖戦を宣言し、今週、新たな攻撃を実施する」と述べたという。反撃開始を宣言したと見られる。
3月29日から約3週間に及んだイスラエルによる自治区への大侵攻で250人以上のパレスチナ人が殺害され、50人以上が死んだとされるジェニン難民キャンプでは中心部が廃虚となった。
ハマス幹部は、7日にベツレヘムの聖誕教会の包囲問題で、イスラエルとパレスチナ自治政府がパレスチナ武装勢力13人をイタリアに追放することで合意したことを非難する姿勢を明らかにしていた。
自爆犯が、今回のイスラエルの大侵攻の対象とならなかったガザ自治区から来たとの情報も出ており、確認されれば、イスラエル軍によるガザへの本格的な侵攻も検討されると見られる。(11:55)
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★ ハマス関連のグループが犯行声明を出したという報道を見聞きして、ここ1ヶ月ほどアクセスできない状況が続いているハマスのサイトに行ってみたが、相変わらずアクセスできない。(http://www.palestine-info.com/hamas/の実状についてご存じの方フォローをお願いします)
9・11空爆テロでも、当初、アブダビのTV局にパレスチナ解放機構に属するDFLPから犯行声明があったと世界のメディアは報道したが、ブッシュ政権の「ウサマ・ビンラディンを主犯とするアルカイダの犯行」で打ち消されたかたちになった。
イスラエルからの侵攻やイスラエルの虐殺があろうがなかろうが、侵略し強奪者として居座り続けているイスラエルのシオニストを攻撃するパレスチナ人を支持するが、パウエル国務長官のエルサレム到着時に起きた“バス自爆攻撃”と同じように、シャロン首相がブッシュ大統領と会談を始めようとするときに自爆攻撃が起きるのはあまりにもタイミングがよすぎる。
記事末尾にあるように、“壁で囲まれた”ガザ地区から犯行グループがレション・レツィオン(テルアビブ近郊)まで攻撃に出向いたというのがイスラエルの主張ならば、首を傾げざるを得ない。
※ 参考書き込み
『シャロン政権は「対テロの戦い」を拡大するために自国民を生け贄に捧げている』
http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/482.html
『「ブッシュ提案」は危険な罠 《一時的に生まれるであろう“平和状況”こそ大きな暴虐の前兆》』
http://www.asyura.com/2002/war10/msg/883.html
『ブッシュ政権の「対テロ戦争」が“主戦場”に移るかどうかの瀬戸際 《アラブ諸国にはパレスチナ支援策を冷静に考えて欲しい》』
http://www.asyura.com/2002/war10/msg/1057.html
『U.N.介入で激化した「旧ユーゴ内戦」は今後の“中東波乱”の歴史的サンプル』
http://www.asyura.com/2002/war11/msg/204.html