★阿修羅♪ ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン=春原剛】ブッシュ米大統領は7日、訪米中のシャロン・イスラエル首相とホワイトハウスで会談し、パレスチナ情勢について意見を交換した。会談後の記者会見で、大統領は自爆テロの防止策として、パレスチナ自治政府の治安部隊再編支援を表明。このため、テネット米中央情報局(CIA)長官を近く現地へ派遣すると語った。
焦点となっていたアラファト・パレスチナ自治政府議長の取り扱いを巡っては、同議長を今後も和平交渉相手と見る米側に対し、イスラエル側は排除姿勢を堅持。この点について、ブッシュ大統領は「首相が何をすべきか言うつもりはない」と述べ、双方の意見に隔たりが残ったことを示唆した。
米側が和平交渉のゴールとしている「パレスチナ国家」の創設問題についても、大統領が「(創設支持の)立場に変わりはない」と言明したのに対し、シャロン首相は「時期尚早だ」と慎重な姿勢を崩さず、パレスチナ自治政府の「構造改革」が先決との立場を強調した。