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[ワシントン 6日 ロイター] 米政府は、国際刑事裁判所の設立条約にある法的義務を破棄し、同条約を離脱する方針をあらためて明らかにした。
米国はこの日、国連にあてた書簡でこの決定を正式に表明した。これにより、米国は戦争犯罪や大量虐殺、人道に対する犯罪などを裁くための常設法廷が下す決定に従わない権利を保持することになる。
国際刑事裁判所の設立条約は、クリントン前大統領が2000年、同裁判所の設立に関する協議に参加する目的で署名していた。しかし、クリントンおよびブッシュ両政権は、米政府関係者や軍関係者が政治的な理由から同裁判所で訴追される可能性があるとの理由で、上院での批准を求めない意向を明らかにしていた。(ロイター)
[5月7日9時31分更新]