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ワシントン5日=林路郎】シャロン・イスラエル首相を迎えるブッシュ米政権は7日の首脳会談で、アラファト議長を相手にパレスチナ国家創設に向けた交渉を進めていくことが現実的であり、長期的利益にもなるとの立場を説明する方針だ。
ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日、FOXテレビのインタビュー番組で、「現在のアラファト体制は、このままパレスチナ国家を率いていける状態にはない」と述べ、議長の信用失墜を狙うシャロン首相の考えに一定の理解を表明した。だが補佐官は、「今後パレスチナは憲法制定、治安組織の立て直しなど、国が立ち上がるまでに多くの改革をしなければならない」と述べ、あくまでもアラファト体制を前提に、パレスチナ指導部の体質改革を求めていく考えを明らかにした。仮にアラファト外しを狙うイスラエルの動きにくみすれば、米国がさらにアラブ世界の反発にさらされるとの判断と見られる。
(5月6日01:41)