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中東を歴訪中の山崎拓・自民党幹事長は4日、ヨルダンに到着し、ナブルシ副首相兼法相、バック外務担当国務相と相次いで会談した。会談でヨルダン側は、アブドラ国王が6月末から7月にかけて訪日する意向を伝えた。国内に多数のパレスチナ難民を抱え、隣国イラクとも経済的に深いかかわりを持つ同国の立場から、中東和平問題やイラク情勢、2国間の経済問題について小泉首相らと意見交換する見通しだ。国王としての訪日は、99年12月以来2度目。
会談では、山崎氏が、アラファト・パレスチナ自治政府議長の監禁解除を機に、パレスチナ側のテロ取り締まり強化が必要との考えを述べたのに対し、ヨルダン側は、テロ中止を呼びかけるには、「ジェニンにおける虐殺疑惑の実態調査をイスラエル側が受け入れる必要がある」との見方を示した。
イラク問題では、山崎氏が「国連安保理決議に基づく査察の受け入れが必要」との日本の立場を述べたのに対し、ヨルダン側は「査察は公平に行われるべきで、(核保有疑惑のある)イスラエルにも適用すべきだ」と反論、制裁についても実効性への疑問から解除すべきだとの立場を示した。(20:29)