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【エルサレム3日共同】
ロイター通信によると、ヨルダン川西岸ベツレヘムのナセル市長は2日、同市の聖誕教会に武装パレスチナ人らが立てこもり、イスラエル軍と対峙(たいじ)している問題の解決に向け、パレスチナ側が、イスラエル軍が「テロ容疑者」とするパレスチナ人を西岸エリコに移送する妥協案を提示したことを明らかにした。
西岸ラマラでアラファト自治政府議長の監禁解除を実現させたのと同様の方式で、「容疑者」の罪が認められれば、米英監視下で収監するという。
教会を包囲するイスラエル軍は教会内に残るパレスチナ武装組織メンバーら百数十人のうち約40人をテロ容疑者とし、投降するか外国への永久追放を受け入れるよう要求。パレスチナ側は武装パレスチナ人のガザ地区移送を求め、双方の交渉が断続的に行われていた。(エルサレム3日共同)