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【エルサレム森忠彦】パレスチナ武装勢力による立てこもりが続くパレスチナ自治区ベツレヘムの聖誕教会で30日、イスラエルとパレスチナ側の合意による多数の人質解放が始まった。イスラエル軍報道官によると、26人のパレスチナ人が断続的に解放されるという。今月2日に武装勢力約30人が一般市民約200人を人質に立てこもって以来、一度の解放としては最大人数となる。
25人が一般市民で1人がパレスチナ治安警察官という。
パレスチナ交渉筋によると、前日からベツレヘム市内で再開された交渉で合意に至った模様だが、パウエル米国務長官は29日の会見でベツレヘムの状況について「近いうちに大きな進展があるだろう」と期待感を示していた。しかし、依然として武装勢力約20人と一般人約120人が残されており、全面解放には至っていない。
[毎日新聞5月1日] ( 2002-05-01-02:46 )