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【ワシントン３０日＝林路郎】フライシャー米大統領報道官は３０日、声明を発表し、北朝鮮の国連代表部が同日までに、米国との対話再開に応じると米国務省に通告してきたことを正式に発表、今後数日内に協議再開の日程などについて決定すると明らかにした。
北朝鮮は先に、国務省のプリチャード朝鮮半島和平担当特使の訪朝を受け入れるとの意向を表明しており、米朝は特使の平壌入りの日程について調整に入る。特使訪朝は早ければ５月中にも実現する可能性があり、実現すれば米政府高官の訪朝はオルブライト前国務長官（２０００年１０月）以来約１年半ぶり。
報道官声明は、「ブッシュ大統領は昨年６月（の対北朝鮮政策見直しで）、北朝鮮のミサイル開発計画及び輸出、９４年の米朝核合意履行、通常戦力の態勢など、米国の懸案についての無条件対話を提案した」として、北朝鮮の軍事的脅威削減を重視する姿勢を改めて確認している。
米国側は同時テロ後、大量破壊兵器がテロ組織に渡ることへの懸念が極度に高まったことを北朝鮮に伝え、ミサイル輸出抑制、北朝鮮の核開発関連施設への国際原子力機関（ＩＡＥＡ）による特別査察の早期受け入れなどを迫る構え。
北朝鮮への援助食糧が市民に届いていないとの不満も米国内では高まっており、米側がこの問題を取り上げる可能性も高い。
(5月1日11:02)
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北朝鮮の受け入れ通告で米、和平担当特使派遣へ ［読売新聞］
【ワシントン２９日＝林路郎】米政府高官が２９日明らかにしたところによると、北朝鮮当局は米国に対し、米政府特使の受け入れの用意があることを通告、これを受けて米政府は、国務省のプリチャード朝鮮半島和平担当特使を北朝鮮に派遣する方向で検討に入った。時期などは未定だが、実現すればブッシュ政権の発足以来初めての米政府高官による訪朝となる。
北朝鮮当局は２８日、米朝関係の調停役としてクリントン前大統領を北朝鮮に招待したとも伝えられ、対米対話再開のシグナルとも受け取れる動きを活発化させていた。
ブッシュ大統領は１月の一般教書演説で、北朝鮮を「悪の枢軸」の一角に位置づけ、米朝間の緊張が高まった。しかし同大統領は２月に訪韓、南北間の非武装地帯（ＤＭＺ）を訪れ、「北朝鮮に“侵攻”する意図はない」と演説。さらに、金大中・韓国大統領の特使として林東源・特別補佐役が４月上旬に訪朝し、北朝鮮に対米対話再開を働きかけた結果、北朝鮮が米政府特使の受け入れを伝達していた。
(4月30日13:51)
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米朝対話再開、韓国政府が歓迎声明 ［読売新聞］
【ソウル１日＝白川義和】韓国政府は１日、米ホワイトハウスが米朝対話再開を正式に発表したことについて歓迎の声明を発表し、「米国と北朝鮮間で相互の懸案に対する真剣な論議が行われ、朝鮮半島の緊張緩和と和平増進にも寄与することを期待する」とした。
(5月1日13:48)
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