★阿修羅♪
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
アフガン大仏再建めぐり不協和音 ユネスコは「現状維持」 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 5 月 01 日 18:29:36:

05/01 16:25 大仏再建めぐり不協和音 ユネスコは「現状維持」  外信84

 【カブール1日共同】昨年三月に当時のアフガニスタンのタリバ
ン政権が破壊した中部バーミヤンの大仏立像再建の是非をめぐり、
アフガン暫定政権と国連教育科学文化機関(ユネスコ)の意見が真
っ二つに分かれている。暫定政権はニューヨーク在住のアフガン人
彫刻家を現地に招き、再建に向けて動きだしたが、ユネスコは再建
に反対だ。                         
 アフガンの文化面での復興を探るユネスコ・カブール事務所のジ
ム・ウィリアムズさんは「プラスチックやセメントを使い再建する
のか。そうなれば文化遺産としての価値が失われる」と話す。核兵
器の被害を伝え、世界遺産にも登録された広島市の原爆ドームを例
に、修復せずにタリバンの愚行を後世に伝えるべきだとの考えだ。
 最貧国アフガンで大仏再建に多額の金を費やすべきなのか、イス
ラム教徒の国民が再建を支持するか、などの疑問も指摘される。松
浦晃一郎ユネスコ事務局長は一月のアフガン訪問時、破壊状態のま
ま残した方がよいとの見解を示した。             
 これに対して、暫定政権のラヒン情報・文化相は「(タリバン以
前に)大仏を破壊しようとしたイスラム教徒はおらず、宗教上の問
題はない。再建しない代わりに他分野へ金を出してもらえるかとい
えば、そうもいかない」と反論する。             
 支援国は両者の議論を見守っている状態といえそうだが、日本の
外交官の一人は「支援要請はまだないが、再建するなら日本が力を
貸したい分野だ」と話す。                  
 暫定政権やユネスコは支援国を交えて文化遺産保護に関する会議
を五月末にカブールで開催する予定。この中で大仏の将来が議論さ
れる見通しとなっている。                  
(了)  020501 1625              
[2002-05-01-16:25]

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。