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04/29 18:37 特殊部隊6人を軍法会議へ パプア独立指導者の暗殺 外信61
【ジャカルタ29日共同】インドネシア・パプア州(旧イリアン
ジャヤ州)の独立運動最高指導者テイス・エルアイ氏の暗殺事件を
調べていた国家調査委員会は二十九日、陸軍特殊部隊員六人の犯行
の疑いがあるとして、同州で軍法会議に訴追すべきだとの勧告書を
メガワティ大統領に提出した。
精鋭部隊として国軍首脳や閣僚を輩出する一方で、謀略にも関与
してきたとされる特殊部隊が、民主化を表看板とするメガワティ政
権の下でも要人暗殺を行った疑いが強まった。国軍寄りの同政権が
、軍の暗部をどこまで解明できるかが注目される。
調査委のクスパルモノ・イルサン委員長によると、容疑者のうち
三人は士官で、残りは下士官。大統領は、訴追手続きを急ぐべきだ
との勧告に同意を示した。
非暴力路線で同州の独立を訴えていたエルアイ氏は、昨年十一月
に州都ジャヤプラの特殊部隊司令部で開かれた夕食会に出席した後
に拉致、殺害された。
特殊部隊は五十年前の創設以来、内乱鎮圧や、オランダ植民地だ
ったパプア州「解放作戦」などで重要な役割を果たしたほか、東テ
ィモール併合派民兵育成、旧スハルト独裁政権末期の民主化活動家
の拉致・殺害などに関与したと指摘される。現兵力は約六千人。
(了) 020429 1837
[2002-04-29-18:37]