(回答先: アブドラ皇太子−ブッシュ大統領会談 合意なし [ABCワールドニュース] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 4 月 26 日 18:21:40)
【ワシントン25日=林路郎】ブッシュ米大統領と、訪米中のアブドラ・サウジアラビア皇太子は25日、テキサス州クローフォードの大統領牧場で約5時間会談、中東情勢などについて協議した。サウジ高官によると、皇太子は席上、「ヨルダン川西岸の暴力沈静化に米国が努力しなければ、米国の利益に重大な結果が出る」と警告した。大統領は会談後に記者会見し、イスラエルに対し、ベツレヘムのキリスト教聖地「聖誕教会」に立てこもる武装パレスチナ人の投降問題の早期かつ平和的解決と、同地及びラマッラからの撤退を短時間で完了するよう求めた。
アラブ世界に高まる反米感情を代弁した皇太子に配慮する形で、大統領がイスラエルに事態の早期収拾を訴えたものといえるが、大統領は一方で、「パレスチナ自治政府はテロ組織の活動を阻止すべきだ」とも強調した。会談で大統領は、アラブ首脳会議が採択した「一定の条件下でのアラブ諸国とイスラエルの正常な関係」というサウジ構想を土台に、「イスラエルとパレスチナの2国家平和共存」というビジョンに向けて協力したい意向を伝達した。
(4月26日13:59)