(回答先: 米、アラスカ迎撃基地着工へ(共同通信社) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 4 月 23 日 14:43:35)
04/23 09:26 米、6月中に施設着工へ アラスカ迎撃基地 04年 外信20
【ワシントン22日共同】ミサイル防衛構想の実現を目指すブッ
シュ米政権はアラスカ州中部フォートグリーリーに建設予定の迎撃
ミサイル実験基地について、今年六月中に施設本体の着工に入る方
針を決めた。米国防総省当局者が二十二日、明らかにした。二○○
四年九月までに迎撃ミサイル五基の初期配備を目指している。
米政府は昨年十二月十三日、迎撃基地の数を制限している弾道弾
迎撃ミサイル(ABM)制限条約からの脱退をロシアへ通告。同条
約は脱退する場合、半年前の事前通告を規定しているため、六月十
三日に自動的に失効する。当局者は「施設は実験用であり、ABM
制限条約とは関係ない」と説明している。
だが、実験基地を実戦用に将来転用するのは確実で、対ロ関係に
配慮し条約失効後の本格着工を判断したとみられる。迎撃ミサイル
格納庫のほか、燃料貯蔵庫、変電所など関連施設の建設を順次進め
る。国防総省は昨年八月、建設予定地の森林伐採に着手、現在は整
地作業を進めている。
実験基地には、地上発射の迎撃ミサイルで敵の大陸間弾道ミサイ
ル(ICBM)を大気圏で迎撃する防衛システムを配備する。アリ
ューシャン列島西端のシェミア島に計画中のICBM探知・追跡レ
ーダー施設も同時に建設に着手する。当局者によると、同レーダー
施設は二○○五年に稼動させる計画だ。
(了) 020423 0926
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