イスラエルのペレス外相は、ジェニン難民キャンプへの同国軍の攻撃に対する欧州各国の反応は反ユダヤ主義によるものだ、と述べた。
在米ユダヤ人ロビー団体である「アメリカ・イスラエル広報委員会」の定例会議で演説した同外相は、「欧州各国の反応に落胆した。もともと欧州で個人に向けられていた反ユダヤ主義が、現在はユダヤ国家に対しても存在するようだ」と指摘した。
同外相は、「われわれユダヤ人には、欧州の過去を忘れることはできない。欧州の人々も過去を忘れず、われわれについて偏りのない、現実に即した判断を下すことを期待する」としている。
また、スペイン・バレンシアで開かれる欧州・中東各国の外相による会議では、イスラエルの”孤独だが正当な声”を伝える、としている。