パウエル米国務長官は、エジプト訪問の際にムバラク大統領と会談しなかったことについて、冷遇されたわけではない、との見解を示した。
同長官は、さきの中東歴訪の際にムバラク大統領ではなく、ペレス外相と会談しているが、 同長官は、フォックス・ニューズ・サンデーの番組で、同大統領は病気で会談が不可能な状況だった、と述べた。
さらに同長官は、ムバラク大統領との「会談は予定していなかった」と述べた。
アナリストの間では、ムバラク大統領自身がパウエル長官と会談せずにペレス外相に委ねたことは、米国の中東和平工作が進まなかったことへの失望感を示唆するものとの見方がある。