ロシアのサルタノフ外務次官は19日夜、中東和平合意の舞台となったオスロで24、25の両日、米国、ロシア、国連、欧州連合(EU)がパレスチナ情勢を協議することを明らかにした。パウエル米国務長官の調停が事実上の失敗に終わったことを受けて
、アナン国連事務総長が提案した多国籍部隊の可能性などの対応策を探るとみられる。
マドリードでパウエル国務長官やイワノフ・ロシア外相が出席して開かれた4者会談に次ぐもの。今回は米ロは国務(外務)次官、国連から事務総長特使が出席する。
サルタノフ次官はパレスチナ人保護が最重要であるとし、「危機終息のために緊急手段考慮する」と述べた。さきのマドリード会談でイワノフ外相が、「国連による強制措置」を示唆していた。