米国の反テロ戦争やイスラエルがヨルダン川西岸地区で展開している軍事行動、グローバル化といった問題に対する抗議デモが米ワシントン市内で行われ、大勢の市民が参加した。
参加者の人数について、ワシントン首都圏警察のラムジー長官は、3万5000人から5万人と非公式に示した。ただ、デモ主催者側は”5万人以上、最高7万人”と発表した。
ここ数年のデモでは、反グローバル化を掲げる参加者らが、警察と衝突する事態が発生した。
しかし、今回は警察が厳戒態勢を敷く中、参加者らはホワイトハウス前など市内各所に集まり、暴力を伴わない抗議活動を行った。
デモ隊は旗やポスター、人形などを掲げ、イスラエルの軍事行動に反対するスローガンを叫びながら、ペンシルベニア通りから連邦議会議事堂まで行進した。
警察当局によると、20日午後現在、逮捕者は出ていない。