本日(4・18)午前NHK衛星1で放送された「ドイツZDFニュース」と「フランスF2ニュース」が、チュニジア・ジェルバ島で起きた爆破テロの続報を行った。
[ZDFニュース]
● チュニジア政府がテロ説を認めた
チュニジア政府の内相ではなく観光相がテロ説を認め、容疑者は、ガスボンベを積んだトラックを運転した24歳の男性であるとした。
観光相がインタビューに応じ、「外国捜査機関の協力も歓迎する」と語った。
チュニジアの新聞各紙も、テロ説で報道を行うようになったという。
● 雑誌「シュテルン」が警告文書がドイツ大使館に送付されていたことを暴露
昨日発売された雑誌「シュテルン」が、今年1月、チュニスのドイツ大使館に警告文書が届けられており、捜査当局はそれを無視してきたという内容の記事を掲載したという。
警告文書はチュニジアのアルカイダ関係組織の名前でチュニスのドイツ大使館に届けられ、ドイツ連邦刑事局が調査した。チュニジアにアルカイダの組織があることはほとんど知られていなかった。狭い地域の過激派ではないかと考え、文書の信憑性を疑った。
ZDFは、「しかし、当局は、チュニジアの過激派がアルカイダと緊密な協力作業をしていることを1年前から知っていたはずだ。チュニジアの新聞にも、観光客への襲撃をアピールする内容が載っていた。それなのに、警告を無視した理由がわからない」と解説した。
※ 警告文書の具体的な内容が示されなかったのでよくわからないが、観光客への憎悪は、イスラム国でヌーディスト的な振る舞いをしていることにあるのではないかと推測する。
● 先日一時的に身柄を拘束された男性はアルカイダ関係者
ジェルバ島の爆破テロ容疑者と直前に電話で話したとして逮捕され翌日釈放された男性がアルカイダ関係者であることを当局が認めたという。
「南ドイツ新聞」の記事として、犯行直前の通話内容は、「今、指令を待っているところだ。ドイツ人の友人は、私のために祈ってください」というものだったことを報じた。
※ そのような通話をした人物をすぐに釈放した理由もわからないが、通話を盗聴していたみたいだから、マークをしていただろうに...
[フランスF2ニュース]
● ジェルバ島の犯行準備はフランスで行われた可能性
警察は、ジェルバ島のテロがフランス国内で準備された可能性があるとして捜査していると報じた。
● トラック運転手はアルカイダ組織に近い組織のメンバーである
● チュニジアではジェルバ島以外にマルサとスパークスでシナゴーグが襲撃された
詳細はまったく報じられなかった。
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★ 最近、アルカイダやアルカイダと結びつけられた組織の“行動”が頻繁に取り沙汰されているので、それがどんなものであるかを再確認する意味で、ちょっと古いものですが、自分の参考書き込みを紹介します。
『アルカイダはローカルなイスラム復興組織』
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/585.html