FP親衛隊国家保安本部殿が転載された『ビンラディン氏、トラボラで取り逃がす[東京新聞]』(http://www.asyura.com/2002/war11/msg/355.html)のフォローになるものです。
本日(4・17)午前NHK衛星1で放送された「ABCワールド」は、「ワシントンポスト」紙が「トラボラ作戦」でのビンラディン氏取り逃がしが“軍の重大な失態”であると報じたことをラムズフェルド国防長官が否定したと報じた。
● 「ワシントンポスト」は、トラボラに地上部隊を派遣しなかったためにビンラディン氏を取り逃がしたと報じた。
● ラムズフェルド国防長官は、「ビンラディンがトラボラにいたということについても、トラボラから逃げたということについても信頼に足る情報を得ていなかった。現在、生きているかやどこにいるかもわからない。あのときは、事情に詳しい地元勢力に任せた方がうまくいくと政府が判断した」と、軍の失態だと認めたとする「ワシントンポスト」の記事を否定した。
● アメリカの情報筋は、「地元勢力が、ビンラディン氏とアルカイダ勢力数百名を逃がしたと確信している」とABCに語ったという。
● ABCは、ラムズフェルド国防長官の「ビンラディンがトラボラにいたということについても、トラボラから逃げたということについても信頼に足る情報を得ていなかった」というのが嘘であるとして、過去のビデオと発言内容を流した。
2001年12月17日:STUFFELBEEM作戦副部長の記者会見
「ビンラディンが数日前にトラボラにいたという報告があった」
2001年12月10日:ウルフォウィッツ国防副長官の記者会見
「私が受け取っている報告は、ビンラディンがトラボラにいることを示している」
● ラムズフェルド国防長官の上級軍事顧問の発言内容
ラムズフェルド国防長官の上級軍事顧問は、ラムズフェルド国防長官に対して内々に、「ビンラディンの身柄を拘束するこれほど絶好のチャンスは二度と訪れないかもしれない」と語っていた。
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★ 「ABCニュース」は、国防総省は作戦ミスを打ち消そうとしているとまとめたが、ブッシュ政権は、元々というかしばらくはというか、重宝なビンラディン氏を拘束したり殺害する気がないのである。
しかし、「ワシントンポスト」が“軍の失態である”ことを認めたという内容をまったくのでっち上げで書くとは思えないので、国防総省や情報機関の内部にも軋轢があるということかもしれない。
※ 参考書き込み
『ブッシュ政権はビンラディン氏を捕捉する気がない!』
http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/81.html
『やっぱりアメリカはビンラディン氏を捕捉する気がない! [東京新聞]』
http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/152.html