【ワシントン佐藤千矢子】AP通信によると、フィリピンのイスラム過激派アブサヤフ掃討作戦を支援するため17日までに、沖縄県の米軍基地から海軍工兵部隊約300人がフィリピン南部バシラン島へ向けて派遣された。同作戦に関連して在沖縄米軍の派遣が確認されたのは初めて。
米国防総省はすでに沖縄市のキャンプ・シールズに駐留する海軍工兵大隊を派遣する方針を固めていたが、ラムズフェルド国防長官が派遣を承認したのを受けて、同大隊の乗った船が先週、沖縄を出航した。現在はフィリピン政府の最終的な上陸許可を待つため、フィリピン沖で待機中という。
バシラン島では約3カ月間にわたり、道路や滑走路の建設、港湾整備などの支援活動を行う見通しだ。フィリピン南部にはすでに米軍660人が派遣されており、上陸すれば計960人となる。(毎日新聞)
[4月18日12時46分更新]