(回答先: アラブ諸国、ジェニンでのイスラエル軍の行為に国連調査を要求[国連17日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 18 日 08:11:04)
【ニューヨーク上村幸治】イスラエル軍がヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプでパレスチナ人を多数殺害した疑いが持たれている事件で、アラブ諸国は17日、国連安全保障理事会各国に対し、実態調査を求める決議を採択するよう非公式に要請した。これに対し、拒否権を持つ米国が同日、反対の意向を示した。
アラブ諸国が検討している決議案草案は、ジェニンで起きた事件を「虐殺」と表記している。またイスラエル軍に対し、ベツレヘムの教会周辺の占拠やラマラでのアラファト議長の監禁をやめるよう求めている。
しかし、イスラエル寄りの米国は「安保理はすでに中東問題で三つの決議を採択しており、これ以上の決議は必要ない」と反論した。
国連は18日に安保理非公式協議を招集、アナン国連事務総長が、先に提案した国際治安部隊の派遣問題について説明する。アラブ諸国の提案も、この場で話し合われることになりそうだ。
ジェニン事件について、イスラエル側は「虐殺は起きていない」と否定している。しかしイスラエル軍は、国連など国際機関の立ち入りや、ジャーナリストの自由な取材を認めていない。(毎日新聞)
[4月18日10時31分更新]