本日(4・17)午前NHK衛星1で放送された「ドイツZDFニュース」と「フランスF2ニュース」が、チュニジア・ジャルバ島で起きた爆破死傷事件のフォロー報道を行った。
[ZDFニュース]
● チュニジア政府がテロ説に傾きトラック運転手を主要容疑者とした
トラック運転手はリヨン在住者である。
● ドイツ捜査当局がデュイスブルク在住の男性を逮捕後釈放
トラック運転手の通話記録から事件直前に電話で話したと見られるデュイスブルク在住の男性を逮捕し家宅捜査や事情聴取を行ったが、疑わしい点がなかったので、翌日釈放したという。
この報道の後に、イタリア捜査当局の資料を基に、チュニジアのテロ組織がミラノに拠点を持ち、ドイツにも散在しているとし、ドイツ捜査当局も要注意人物としてマークしていた人物がデュイスブルクにいたこともあると説明した。
※ 逮捕された男性の“氏名”・“年齢”・“宗教”・“人種”に関する説明は一切なかった。
● テロに関してアルカイダの犯行声明が出ているがドイツ政府は偽物と見ている
● 爆破現場のシナゴーグで補修工事が始まる
映像付きで報じたが、事件があったシナゴーグには多数の職人が入り。補修工事が始められている。ZDFは、この工事で証拠が失われそうだと語った。
● チュニジア政府がテロ説に傾いた背景
ZDFは、チュニジア政府がテロ説に傾いたのは、ドイツ政府の圧力とドイツからの観光客減少を心配したもの結果ではないかと語り、容疑者がリヨンに住んでいることがわかって安心したからではないかとも説明した。
[フランスF2ニュース]
● チュニジア政府が容疑者氏名を公表
リヨン郊外に住むニザルと言う名前の男性である。
家族にインタビューした様子を流し、家族は、ニザルから4・5に電話があったこと、早く帰るつもりだ言っていた。
(映像を見る限り、チュニジア系の家族だった)
● チュニジアのアラブ語系新聞が「犯行声明」を掲載
犯行グループがチュニジアのアラブ語系新聞社に犯行声明を送り、その内容が新聞に掲載されたことを報じた。
※ ZDFのように、アルカイダとは明示しなかった。