イエメンの首都サヌア中心部で16日早朝、大規模な爆発が発生、航空局のビルなどが被害を受けたが、死者は出なかった。
治安筋と複数の目撃者が明らかにした。
爆発で付近の事務所ビルにも壁が崩落するなどの被害が生じたが、従業員らは事故当時建物の中にいなかった。
爆発の原因は不明。警察当局が現場を封鎖し、調査を開始した。
同国では、ウサマ・ビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」を支援組織の捜索が行われるなか、爆弾事件などが相次いでいる。
今月初めには、治安当局の施設付近で爆弾事件が発生したほか、捜索に関わっている当局者の自宅付近でも爆弾装置が発見された。
同装置に関しては、アルカイダ支持を表明する集団が犯行を認めた上で、イエメン政府が同集団のメンバーら173人を釈放するまで治安当局施設への攻撃を続けると警告している。