田中宇さんの「仕組まれた9.11}に、ブッシュパパが若い頃からCIAの工作員だったのではないか、という情報が紹介されていましたが、この情報の原典をみつけました。98年に徳間書店から出た「超陰謀――60の真実」という本で、著者は米国のジャーナリストのジョナサン・バンキンとジョン・ウェイレンという人。「”レーガン大統領暗殺指令”を出したのはブッシュだったのか」というこれもなかなかに刺激的なタイトルの項で、@ブッシユパパが若い頃、設立したザパタ・オフショア石油はCIAのカバーカンパニーだったA有名な1961年のキューバ侵攻作戦「ピッグス湾進行事件」の暗号作戦名は「ザパタ」、使用された軍艦の名は「バーバラ」と「ヒューストン」だったBケネディ暗殺を巡るフーバーメモに「CIAのジョージ・ブッシュ氏に説明した」とあること。CIAはこれは同姓同名の別人だ、と説明したが、このもうひとりのブッシュ氏は半年間、CIAにいただけの”小物”で、とてもケネディ暗殺にからむような工作員ではないこと――などを紹介している。また、ケネディ暗殺にからむ謎の人物のひとりとして、白系ロシア亡命貴族のジョージ・ド・モーレンシルツ(オズワルドの妻のマリアの面倒をみていたことで知られている)が1978年に自殺(怪死)した時の遺体のポケットに「ジョージ・H・W、ザパタ石油、ミッドランド」というメモがあったこと、もレポートしている。ブッシュパパのフルネームは、ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシユであることはご存知の通りです。
また、この記事ではレーガンを狙撃した「ジョディ・フォスター狂いの」ヒンクリーの一家とブッシュ一家に親交があったことも伝えています。「大統領狙撃犯人の実家と副大統領一家が親しくつきあっていた、というのは米国史上でも初めてだろう」と皮肉を込めてですが。
何やら、ビンラディン一族とブッシュ家が古くからビジネスでつながりがあった、という話や、カーライルを巡る疑惑をほうふつとさせますが、ブッシュパパのパパも、ナチスドイツと怪しげなビジネスをしていた、という話もあり、適性国家、適性国家的人物と付き合うのがブッシュ家の家訓なのかも知れません。
そういえば、ダブヤの伝記の暴露本「幸運なる二世ーージョージ・ブッシユの真実むという本を書いたJ・H・ハットフィールドというフリーライターも怪死を遂げています。この本は、ダブヤが若い頃に作った石油会社にビンラディン一族の米国での代理人といわれる男が出資、というか、共同経営者だったことを暴露していますが、それ以外はむしろ、ダブヤに好意的です。9.11アタックの前なら、ビンラディンのくだりも皆、読み飛ばしてしまうような話です。どうしてこんな本が発禁扱いを受けたり、著者が怪死してしまうのでしょう。ハットフィールドはWTCアタック以前に怪死しています。まあ、ダブヤと麻薬の関係を追跡しているせいでしょうか。ダブヤ一族もパパがCIA時代に養った暗殺部隊を今でもホールドしているのでしょうか。とにかく、謎の多い一族のようです。先祖は英国王室につながる、という話もあります。そういえば、英国国王には、ジョージというのがけっこういましたな。先に紹介したリンドン・ラルーシュの言う通り、英国王室が゜諸悪の根源なのでしょうか。