本日(4・15)午前NHK衛星1で放送された「ドイツZDFニュース」は、チュニジアのジャルバ島のシナゴーグ周辺で起きたタンクローリー車激突事故に関して、新しい情報を報道した。
※ 「タンクローリー車」と呼び方はなくなり、トラックや車と呼んでいた。
● シナゴーグのなかにいたドイツ人観光客が撮影したビデオを公表
シナゴーグのなかに大きな炎の塊が飛び込んできた(一瞬)状況が映っていた。
● 爆発した車はシナゴーグに横付け停止状態で爆破
ドイツ人観光客の目撃談によると、爆発した車は、警官の停止命令を無視して外壁に激突したのではなく、シナゴーグの外壁に設けられている出入り口を通って入り、シナゴーグに横付けして止め、車のなかから人が出てドアを閉めて車から離れた後に爆発したという。
チュニジア当局は、シナゴーグのそばまでトラックは行けないと主張しているという。
※ 映像をみた限り、大型トラックが通れる出入り口ではないようだった。
● タンクローリー車が激突したとされる外壁は損傷なし
日本でも報道されたタンクローリーが激突したとされる外壁は、ペンキの塗り替えが行われただけで何もなかったかのような状態になっていた。
● シュレイダー首相は犯人を見つけ終身刑にすると発言
シュレイダー首相が、「犯人を見つけ出し、ドイツに連れてきて裁判にかけ、終身刑にする」と語っている様子を流した。
● チュニジア政府は事故説を変更せず
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★ テロか事故かもはっきりしないが、“不可解な事件”であることは間違いない。
事故であれば、状況が不自然なので原因は何だったのかをはっきりさせなければならない。
テロであれば、「誰が、どういう目的で」という問題が生じる。
テロだとすれば、状況から推測して、狙いがドイツ国民(ドイツ系ユダヤ教徒)だと思われる。
チュニジア政府や地元ユダヤ人コミュニティが、事件を事故で済ましたい気持ちもわかる...
イスラム教徒がテロの実行者でも厄介な問題になるし、捜査を進めて“謀略”があきらかになったからといっても、そういう結論を公表すれば、ドイツ(EU)・米国・イスラエルなどから猛反発を受けるだろう。
情報不足なので、“ジャルバ島死傷事件”に関して他の情報をお持ちの方のフォローを期待します。