【ジュネーブ15日=大内佐紀】
国連欧州本部で開会中の国連人権委員会は15日、イスラエルによるパレスチナ自治区での人権侵害を非難する決議案を賛成40、反対5、棄権7で採択した。採択された決議は、イスラエル軍が国際人道法を著しく侵害していると非難、「パレスチナ人の大量虐殺」を即時停止するよう求めている。
表決では、米国の意を受ける形で、ドイツや英国が反対に回ったのに対し、欧州連合(EU)議長国のスペイン、フランス、ベルギーなどが賛成するなど、欧州諸国の対応に差が出た。日本はイタリアなどとともに棄権した。
(4月15日18:52)