(回答先: IRAQ TRAINS TO ATTACK ISRAEL(ミドルイーストニュースライン) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 15 日 11:49:36)
国際金融家の“お仲間”であるフセイン政権は、反イスラエル強硬派の顔をして、「中東全域をぐちゃぐちゃにし、イスラム法国家ではなく“近代法”国家に変えていく」という国際金融家の戦略をサポートする動きを見せている。
ブッシュ政権を代表とする国際金融家お抱え「文明諸国」政権は、アラブ諸国がブチ切れて、反イスラエルもしくは反米の戦いに立ち上がるのを手ぐすね引いて待っているのだ。
「イスラエル建国」直後の第1次対イスラエル戦争から第4次対イスラエル戦争を振り返ってみても、国家間の近代戦でアラブ諸国が勝利することはできない。
今度戦端が開かれれば、米欧諸国は、イスラエルに対する“後方支援”だけで済ますことなく、直接的な対アラブ軍事行動に動くだろう。
ブッシュ政権がただでさえ“イラク攻撃”を公言しているなかでのイラクの「対イスラエル攻撃」は、米欧諸国が中東地域に「反イスラム戦争」を拡大する格好の口実となる。
サウジアラビアにしろ、イランにしろ、イラク以外のアラブ諸国は、経済的精神的なパレスチナ支援を拡大させても、国家として、“国家存亡の危機”に陥る対イスラエル・対米軍事行動に踏み切ることはない。
サウジアラビアやイランの統治者は、自分たちの国家が標的になっていることを先刻承知しているし、「パレスチナ自治政府のイラン積み込み武器密輸事件」に見られるように、自分たちを攻撃したり、自分たちを戦争に向かわせるために、「ルシタニア号」や「真珠湾」のような謀略が行われると考えているだろう。
アラブ諸国は、アフガニスタンやパレスチナと同じように、国家=正規軍の戦いではなく民兵によるゲリラ的な戦いでしか“敵”を叩き出すことはできないと考えている。
サウド王室もイラン統治者も、自己の権力維持を最優先とするのではなく、そのような戦いが不可避であることを念頭において態勢を構築しなければならない。
サウド王室は、権力と富をそのために喜捨するかどうかで存続可能性が決するだろう。
そして、「文明諸国民」をできる限り“分断”するために、今回の「反イスラム戦争」の狼煙となった9・11米本土空爆テロの実相と「アフガンニスタン虐殺戦争」の欺瞞を世界に訴えていく必要がある。
国際金融家が企図している世界経済支配を押しとどめることができる主要勢力は、ムスリムだと思っている。
「文明諸国民」は、近代的豊かさの“おこぼれ”享受者であり、学校教育やメディアを通じて判断力を衰退させてしまっている。
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※ 参考書き込み
『ブッシュ政権の「対テロ戦争」が“主戦場”に移るかどうかの瀬戸際 《アラブ諸国にはパレスチナ支援策を冷静に考えて欲しい》』
http://www.asyura.com/2002/war10/msg/1057.html
『「ブッシュ提案」は危険な罠 《一時的に生まれるであろう“平和状況”こそ大きな暴虐の前兆》』
http://www.asyura.com/2002/war10/msg/883.html
『U.N.介入で激化した「旧ユーゴ内戦」は今後の“中東波乱”の歴史的サンプル』
http://www.asyura.com/2002/war11/msg/204.html
『「イスラエル−パレスチナ全面対決」・「第5次中東戦争」・「第3次世界大戦」はすべて虚構である』
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/552.html
『妄想陰謀説:W.ブッシュとシャロンは祭壇に捧げられる子羊だった』
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/597.html